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眠りについて

睡眠を学ぼう

快眠の必要性

睡眠時間は人生の1/3の時間を占めます。睡眠不足がもたらす経済的損失は、年間3兆4,500億円とも言われ、睡眠障害が原因で引き起こる「うつ病」や「交通事故」も多く、今や国家的な課題となっています。

 

 

浅い睡眠・深い睡眠

眠りには、深い眠りと浅い眠りがあります。耳にした事はある事かと思いますが、「脳波」「筋肉の動き」「目の動き」によって「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」に分類する事ができます。

 

起きた時に覚えている「夢」は目覚めに一番近いレム睡眠時に見たものが多く、覚えていないだけで実は、一夜にいくつかの夢を見ているとも言われています。ノンレム睡眠時には脳も休みます。個人差もありますが「0時には寝た方が良い」と言われるのは、一番長いノンレム睡眠が0時~1時の間に来る事が多い事からです。

「夢」ってなぜ見るの?

夢を見るのはレム睡眠の間です。脳はノンレム睡眠の間に休み、レム睡眠の間に頭の中の「情報整理」「記憶の固定」「ストレスの消化」等を行います。そのレム睡眠中の情報の整理や記憶を固定している間に見るものが「夢」です。レム睡眠もノンレム睡眠も、脳にとってとても大切な時間です。快適な睡眠を取る事は、脳の為、しいては明るい毎日を過ごす為にもとても大切な事なのです。

寝返りってなぜ打つの?

人間は一般的に10~30回、多い時で50回以上も無意識の動作として寝返りを打ちます。寝返りがスムーズに打てないと、眠っている間、血液やリンパ液、各種ホルモン等が重力によって体の下側に貯まり、圧迫を受けて流れなくなります。免疫細胞も、仮に病原菌が侵入したとしても、この流れが潤滑に行われていないと、この病原菌に対処する事が出来ません。もちろん心臓は動いていますが、静脈やリンパ管が圧迫されていては、再び戻る事も困難となり、循環する事が難しくなります。そうなると、体の各部の臓器が良好な働きが出来ない状態となります。理想的な寝姿勢を保ち、寝返りをスムーズに行う事が出来る寝具を選ぶ事は、大変重要な事なのです。

良質の睡眠で得る美容効果

肌の細胞は、古い細胞が捨てられ、新しい細胞に再生していきます。この新しい細胞は「成長ホルモン」によって、新陳代謝が促進される事で生まれます。成長ホルモンには以下のような働きもあると言われています。

その美容にも大切な成長ホルモンは、日中活動している間は分泌が低下しますが、睡眠中に多く分泌されています。

これらの事から、睡眠は、ただ疲れを取ったり、記憶を固定したり、ストレスを消化したりするだけでなく…

「良質の睡眠」は「最高の美容液」とも言われます!